FMD検査・血管年齢
FMD(Flow Mediated Dilation、血流依存性血管拡張反応検査)は、動脈硬化の進展を検査するものです。
検査の方法
腕にカフを巻いて締めていきその後を緩めて、その前後の血管拡張の程度を超音波で診ることで検査します。
FMD(%)= (最大拡張血管径(mm)ー安静時血管径(mm))/安静時血管径(mm)x100
正常値の目安:6%以上
血管内皮障害の危険:5%以下
正常な血管内皮細胞は、カフを緩めた後に血流量が増大したことによるずり応力で、血管拡張物質・一酸化窒素(NO)が血管内皮からどれだけ放出されたかを診ます。
血管内皮機能が低下してきていると一酸化窒素(NO)の生産が少なくなり、FMD値は低下します。それは動脈硬化の危険度が高いということになります。
注目されはじめたFMD検査
わりと簡便な検査でありながら、動脈硬化などの疾患の早期発見・早期治療に有用であるとされる一方で、残念ながらFMD検査は知名度も実施されている割合もまだまだ少ないのが現状のようです。
検査方法が統一されていなかったり、各学会でのガイドラインもそれぞれに出されたりしているようですが、近年になり測定機器の小型化・自動化が一段と進みFMD検査の普及が加速してきています。
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